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Art of Soule

アート オブ スール

​ワタシタチガ、ツクッテマス

~ ​商売というより、交流を ~

 
~ 変わらない勇気と、変わらない贅沢 ~
昔のハイテクが現代のローテク
そんなギャップが、今となっては癒される贅沢だと気づく逸品
 Art of Soule は 2008年、30年来の親友であるバスクっ子の
マチュー・ラバットと、ジュリアン・メゾナーブの二人が、
全ての情熱を注ぎ込み立ち上げたブランドです。

 

 フランス南西部・バスク地方、スール(Soule)地域モレオン・リシャール(Mauléon-Licharre)という片田舎があります。ここはかつて、「フレンチ・エスパの一大生産拠点」として隆盛を極めておりました。

 スール地域の面積は約785km2で、人口は約15,000人の小さな地域で、モレオン・リシャールに至っては約2,000人の人口という、非常に小さな街です。

 

 19世紀に入り徐々に機械化され、一時は5千人以上の生産者を抱えたともいわれる街、モレオン。当時のエスパドリーユは一般生活から農耕に携わるワーカーや炭鉱夫など、沢山の人々に多彩な用途で親しまれていた生活必需品であり、ハイテク商品でした。

​ しかしながら20世紀後半になり、アジアや諸外国での廉価な生産背景に押され、デザインもヒール付きなどバリエーションに富む諸外国のエスパドリーユにニーズが高まり、いわゆる「バスクエスパ」「フレンチエスパ」の王道を極めたモレオン産は激減しております。

 

 現在の生産者数は数十名にまで減り、風前の灯のキャパシティであるのが現状です。

スール地域

スール地域へは、ビアリッツから高速道路を使い、

車で約1時間半くらいかかります。

 ~ 変わらないことで苦しんでいた生産拠点 ~
 これが、Art of Souleの創業当時の現実でした。しかし、自分たちの価値を改めて見つめ直してみると、「変わらないこと」で見えてきた現実もありました。それは、「変わらない勇気を持つことは、後世に残す財産になるのではないか?」というシンプルな疑問です。
 二人は、調べる度にこの伝統的なエスパドリーユに心を打たれ、ブランドとして改めてチャレンジを行うことに決めたそうです。
 
 ブランド名は、「Art of Soule」、つまりスール(Soule)のアートという意味です。
 
 栄枯盛衰の歴史を自分たちの力で少しでも守り、少しでも復活させたいと強く願い、行動に移した二人。彼らは元々は銀行マンでありスポーツアパレルでそれぞれの地位を築いていたイッパシのサラリーマンでした。その地位を捨ててまで、このブランドに人生を懸ける思いは何なのか? 

   一方で、地元に密着し、この伝統産業と雇用維持の為に強いモチベーションを持ってブランドを立ち上げたものの、苦労の連続です。

 

しかしながら、その苦労を笑顔に変え、「商売というより交流を」重ねるうちに、少しずつこのモレオン産の「希少性」が理解されるようになってきました。その「交流の」一端に、日本との結びつきがあり現在に至っています。

 クリエーションはほとんどひらめきに近い発想ですが(笑)、オリジナリティ溢れるアイデアで次々とコレクションを創り続け、いわゆる「現代進化形のエスパ」とは全く違うアプローチで、次々とコレクションを発表し続けております。

    単色の無地・プリント・ストライプの色の組み合わせなど、独特のアプローチでのクリエーションは地元でも独特の存在感を産み出し、「Soule地域を代表するブランドになることで、地元経済を活性化させよう!」という初心を常に忘れず、次々と新たな提案活動を行いながら、現在に至ります。

 
Art of Soule エスパドリーユ 最大の特徴とは?

抜群の通気性

古来から伝わる「バスクリネン」と靴底ののジュート(麻)、が至るところで呼吸をしてくれることで得られる快適なドライ感。

実は軽くて柔らかい

​女性向けで平均170g、男性向けで200gと、軽量スニーカーと同じくらい軽く、柔らかなソールがどんな場面でもラクな快適さを実現。

自然に還る天然素材を多用

​底面のラバー(天然ゴム)、靴底のジュート、アッパーはコットンが中心で、地球にやさしい天然素材が多がく採用されています。

 
そもそも、エスパドリーユとは何でしょうか?

 【 エスパドリーユの起源とは? 】

 その起源は諸説ありますが、主立って明らかになっている起源としては、フランスとスペイン国境沿いに連なるバスク地方はピレネー山脈に起源を持つといわれています。

 

 その用途は農耕民の作業靴であったり、天然素材ゆえに火花が飛び散らないローリスクな靴として、炭鉱で働く人々の作業靴であったりなど、諸説様々ありますが、定かではありません。

​ 現代では、天然素材が多く用いられていることなどから通気性が良く、快適で地球にやさしいサンダルとして世界的に普及しています。

昔のバスク地方の TOTAL LOOK(あくまでイメージです)

①ラバーソール(天然ゴム) ②ジュート(麻)の靴底

③アッパー部(主にバスクリネンを使用)④ステッチ ⑤ブランドネーム

 【 エスパドリーユの定義 】

 主に「バスクリネン」と呼ばれるコットンキャンバス地と、天然素材であるジュートを用いたソール(靴底)を合体させて作られたものが、エスパドリーユの定義といわれています。

 靴底の底面にはラテックスを主原料とする天然ゴムを、400℃の高熱で圧着して、耐久性を高めております。

 
​※ 写真はイメージ写真です(©sutterstock)

​今なお進化するエスパと、昔から変わらぬエスパ

 数百年前には作業靴として使われていたエスパドリーユは、華やかな色でジュートやコットンなどの醸し出す涼しげなテイストが受け入れられ、1900年代後半からファッションに取り入れられるようになりました。

 本格的なファッション化で最も有名なのが、1970年のパリコレでサンローランが発表したCastaner社(スペイン)製のエスパドリーユです。このころから、エスパドリーユはバスク地方やリゾート地での簡便なリゾートサンダルから、「カジュアルなタウンシューズ」へと独自の発展を遂げ、現在に至ってます。

 現代では、ほとんどのエスパドリーユは「土踏まずのある左右非対称のソール」であり厚くなっています。底面もプラスチックを始め、耐久性の強い素材が使われております。

 

 一方で、Art of Souleのエスパドリーユは、良いのか悪いのかわかりませんが、昔から変わりません。

 ソールは左右同じ形のソールが使われております。底面もラバーですので、摩耗度合いはプラスチックなどに比べると早く消耗してしまいます。

 現代では、ヒールの高いエスパドリーユなども存在していますが、巻きヒールで回りをジュートで接着するなど、いわゆるエスパ風の靴として、涼しげな夏の足元を演出しており、もはやSpring Summerシーズンの定番靴としてのジャンルを確立しました。

 1970年代頃を境に枝分かれをし、約50年を掛けて独自の進化を今なお続けるエスパドリーユ。そして昔の原型を限りなくとどめながら、カラフルな色やプリントでよりリゾートを演出しながら「シーラカンス的な生きた化石」のような存在感を維持するArt of Soule。

 どちらも同じジャンルの履物として、夏の風物詩となり現在のファッションに色どりを添えております。

 

特徴その1 ~抜群の通気性 ~

 アッパー素材(甲の部分)については、近年ではフランス国内のみならず、イタリア、スペイン、そして日本などそれぞれの地域で特色のある素材を採用し、デザインの活性化として「国際化」しております。

 しかしながら、今なお主力素材は「バスクリネン」です。「リネン(麻)」の名の通り、昔のバスクリネンは麻製の布でした。17世紀ごろに牛の日よけや虫よけの為に、背中に掛ける布として作られ始めたのが起源のようです。我が家の牛であることを示すために、ボーダーの本数や柄などを差別化して、わかりやすいようにしていたのが始まりのようです。英国の「グレン家のグレン・チェック」や、「タータン家のタータン・チェック」のようなハウス・チェックのノリでしょうか。現代でもしばし、バスクボーダーという言葉を聞きますが、恐らくこのバスクリネンから始まったのではないか、との説が根強いです。それが使い勝手や素材の入手の容易さなどと相まって、現代ではコットンで織られたボーダーの布を、引き続き「バスクリネン」と呼んでいます。

 機織り(はたおり)はシンプルな平織りが主力ですが、特徴としてはコシのある高密度な縦1本 x 横糸1本のシンプルな織りが多いです。

 糸番手(糸の太さ)はかなり太いです。この「太い番手で高密度な平織り」に実は通気性の秘密が隠されています。

 この太い番手で高密度な平織りは、履き始めると皆さんの足の形に合いながら、徐々に形がなじんでまいります。その隙間から、空気が呼吸を始めるのです。そして靴底に使用するジュート(黄麻)の透湿せいと相まって、究極の天然ドライ感が達成されるのです。

 しかし、高密度なので、スカスカになることはありません。適度ななじみが、履き心地と通気性のバランスをもたらしてくれます。

 コットンの吸水性・透湿性に加え、目の粗いジュート(黄麻)からも湿度は逃げて行きますので、「足の指にも汗をかかない抜群の通気性」が成し遂げられます。

 昔の人は科学的な根拠もなく人々の知恵で、このような素材を選び靴として成立させたのでしょうが、現代でも立派にその快適な機能の役割を果たしてくれていると感じる絶妙のバランスです。

 唯一のデメリットが、「水に弱い」ことです。ビーチサンダルのように使えないことを除けば、リゾート地の TPOにはかなりの部分で適合します。何を取るかにもよりますが、砂浜での華やかさを演出し、旅先でレストランやちょっとしたお出かけやホテルの中をうろうろするにも、脱ぎ履きがラクなスリッポンタイプのエスパドリーユは、移動の持ち運びも含めて皆さまのお役に立つことは間違いないと自信をもっておススメ出来ます!

 

特徴その2 ~ 実は軽くて柔らかい ~

 現代のエスパドリーユは、多岐に渡るバリエーションから幅広いデザイン物が発展を遂げ、ファッショナブルで靴に近いタイプのエスパが主流です。

 ソールも耐久性に富み、靴のように厚手な底面を望みプラスチックのような硬度の高い物質を使うことも多く、「ファッション・シューズ」としてその地位を高めてくれました。

 一方で、Art of Souleのエスパは「生きた化石」のような存在です。

 18世紀から栄えたモレオン・リシャールのエスパ生産は、手縫いから19世紀に入り徐々に機械化が始まり、現代でも90年以上前から使われているミシンを今なお使用しながら、現代にその製法が受け継がれている「シンプルな製法」が現在も続いております。

「靴」として生きるか、「昔ながらのエスパ」として生きるか。

 

 自然な流れで2つの方向に進化していったエスパドリーユ。

 しかし、Art of Souleのエスパドリーユは、シンプルだからこその「ユーティリティープレイヤー」として、幅広い用途で親しまれています。

 

 「変わらないこと」で残ったモレオン産のArt of Soule。そしてもう一つの特徴が、「軽い」ことでもあります。

 サイズ35(約22.5㎝)で、写真の通り146g。軽量スニーカーとそん色ない重さなのです。

 そして軽量に加えて、この「やわらかさ」がもう一つの大きな特徴です。

 反り返りの良さが抜群のこの薄めなジュートの靴底と天然ゴムの相性抜群の組み合わせは、程よく足を包みこむバスクリネンの包容力とともに、パカパカしない踵(かかと)のフィット感を実現してくれます。

 

 使い勝手の幅の広さと共に、とても楽な履き心地のArt of Souleエスパドリーユ。

 様々な場面で、その「ユーティリティープレイヤー」としての存在感を発揮しております。

■ ご家庭内のスリッパ代わりとして

 (現地の室内は土足文化ですが、家ではエスパを履いている人が意外に多いです)

■ スーパーやコンビニのちょっとしたお買い物に

■ 近所のカフェやバーなどのちょっとした外出に

■ 足を圧迫するスポーツ(スキーや登山など)の後に、エスパで足をリラックスさせながら帰路に就く光景を沢山見ます。

■ ドライビングシューズ代わりに

■ 足がむくみやすい、飛行機内でのスリッパ代わりに(ご自宅→空港→機内→現地のホテルまで)、そのまま「ラクに」履き続けることが出来る唯一無二の存在ではないでしょうか?

などなど。。。

 簡単に畳んで重ねた上で、Art of Souleオリジナルのゴムバンドでキュッと縛れば、持ち運びも大変便利です。

 

 旅のお供には最高の存在として、ちょっとトートバッグに入れて持ち運べる手軽さ。

​ 持ち運びしやすく、使い勝手の良いエスパドリーユは、セカンドシューズとしても、そしてメインのサンダルとしても、様々な場面で大活躍は間違いなしです!

 

特徴その3 ~ 自然に還る天然素材を多用しています ~

通気性が抜群で、軽くて柔らかい・・・

ローテクではあるが、どこか自然の「心地よさ」を感じるエスパドリーユ。

使用されている素材はジュート、天然ゴム(ラテックス)、アッパー素材のコットン。

どれも「自然に土に還ることの出来る」、土から育ち、収穫されたものばかりです。

皆さまの心を満たし、そして環境にも優しいエスパドリーユ。

献身的な心を以て立ち上げられたブランド、Art of Soule。

そこには、自然な形での「サスティナビリティ魂」が、言わずもがな備わっていたのです。